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2015.11.11

太陽光発電所(メガソーラー)の評価~電力自由化に向けて~

最近、電力自由化の話題がマスコミ等でも取り上げられるようになってきました。現在、家庭に電気を販売できるのは、東京電力や関西電力など大手電力10社に限定され、各社が地域ごとに独占販売を行っています。一般家庭にとっては電力の購入に地域の大手電力以外の選択肢はなかったわけです。

2016年4月にこの仕組みが大きく変わります。8,000万件以上の家庭や商店が電力の購入先を自由に選べるようになります。自由化にあわせて電力小売りに参入する企業(新電力)は、電気料金を自由に設定できます。解放される市場規模は約7.5兆円と試算されており、既存の電力10社と参入企業(新電力)との間で熾烈な競争が始まろうとしています。

上記は家庭向けの話ですが、すでに企業向けなど大口の電力需要者については電力の自由化がされております。電力小売りに参入済みの新電力のうち、約8割が自前の発電所を保有しています。また、新規参入を予定している新電力の約7割が自前の発電所を既に確保しており電源の手当てを進めております。

これら新電力の電源調達手段として注目されているのが、太陽光発電所をはじめとした再生可能エネルギーです。特に太陽光発電所は、2012年にFIT(固定価格買取制度)が導入されて以降、急速にその数を増やしています。現在は、FITの問題ばかりが注目されておりますが、太陽光をはじめとした再生可能エネルギーは、電力自由化時代を支える貴重な電源としての役割が期待されているのです。

太陽光発電所は、主に、太陽電池モジュール、架台、PCSなどの機械設備で構成されており、資産の分類では、機械装置、動産になります。このうち、発電量が1,000kw以上のものをメガソーラーと呼び、10kw未満のものは住宅用太陽光に分類されます。

太陽光発電所、特にメガソーラーの評価ニーズは、融資を行う金融機関の担保価値把握、稼働中の発電施設を売買するセカンダリー市場における適正価値の把握、発電事業者へのコンサルティングなど多岐にわたります。太陽光発電所の評価は、発電所が設置されている不動産に係る評価スキル、発電所を構成する機械設備の評価スキル、事業収支の分析スキル、これら全てが求められる固定資産です。

太陽光発電所の評価、メガソーラーの評価が必要な場合は、資産評価の専門家である弊社所属のASA国際資産評価士にご相談ください。

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